東京経済大学 北斗会
大学剣道部創部は、大倉商業学校撃剣部(大正2年創部)を由来とし、昭和30年4月戦後の剣道部として復活
・OB会創設年月日大正13年3月
・OB会会長名 北斗会会長 広木通夫
・OB会会員数 約350名
東京経済大学は1900年(明治33年)明治、大正期の実業界の雄である大倉喜八郎により、当時の赤坂葵町(現在東京虎ノ門「ホテルオークラ」隣接地)に創立された大倉商業学校を前進としている。以来、大倉高商を経て戦後東京大空襲の焦土から国分寺に移転するとともに、現在の東京経済大学へと発展した。剣道部は、1913年(大正2年)創部の大倉商業学校撃剣部をその由来としており、戦後の剣道禁止時代を経て、昭和30年に戦後の剣道部として復活した。2013年(平成25年)には、大倉商業学校撃剣部を起点として創部100周年を迎え、多くのOB・OGが参集し盛大に記念式典が挙行された。
OB会組織である北斗会は、初代会長の川津興一郎先輩(大正13年卒)が卒業の年に剣道部の卒業生の親睦と、在校部員の激励を兼ねる親睦会を提案し、北斗七星にちなんで結集団結を固くしようとの意味を込め「北斗会」と命名して発足したものである。今日まで多くの先輩方の尽力により連絡と継承されている。
また、戦後の復活に際しては、黒木鉱次先輩(昭和33年卒・大分出身)の活躍が特筆される。煮しめたような手拭を腰に下げ、朴歯の高下駄の音も高らかに学長室を押し掛け3日にあけず田尻学長に剣道部の復活を訴え続けた熱意により、戦後剣道部が復活したエピソードは未だ語り継がれている。
現役の部員並びにOBは、幸いにして師範栗原正和先生(教士八段)の剣縁により、スウェーデンの剣士たちとの交流を目的とした北欧遠征等の貴重な経験を積む機会に恵まれている。北斗会は現役学生が剣道を通じて立派な社会人となるべく、側面からの支援に徹した活動を展開している。
北斗会会長 広木 通夫
事務局長 小浦 雅美